ラーメン 特集

久留米→釧路 豚骨ラーメン歴

九州久留米で生まれた豚骨ラーメンは、博多ラーメンに発展し、横浜・東京で名を上げ、ついに全国展開を果たしました。北は北海道の釧路まで、西はニューヨークまで拡大発展を遂げた豚骨ラーメンの華麗なる遍歴を紹介!

  
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釧路 豚骨 ラーメン!?

札幌、旭川、函館に続き、第4の北海道ご当地ラーメンとして人気も定着した釧路ラーメン。東京に進出した店はほとんどなく、その味を確かめるにはご当地釧路市まで足を運ばなければならないのか?
「釧路ラーメン」は「あっさり味の細ちぢれ麺である」と釧路観光協会は定義していますが、実のところ、釧路ではそうした枠を超えて創意工夫をこらしたラーメンが多いのです。
釧路ならではの細いちぢれ麺を、鰹のダシがきいたあっさりしょうゆ味のスープで食べるスタイルが、釧路ラーメンのベーシックとされているが、今では鰹ダシ以外にも、昆布、鶏ガラ、野菜、豚骨など店舗ごとに新味を加え、様々なラーメンが食べられるようになりました。
釧路市内と釧路近郊にはラーメン店が100店舗以上もあるのです。19万人ほどの釧路市民の人口規模からして、釧路ではラーメン文化が根付いた地域といえます。ラーメン文化栄えし釧路では、今日でも新しいラーメンが生まれているのです。
釧路ラーメンの最近の傾向では、豚骨ラーメンが好まれているそうです。若者を対象にしたアンケートでは、釧路市内でチェーン展開をする「海皇(はいふぉん)」の豚骨ラーメンが1位だそうです。あっさりした味のみが選ばれているわけではないのですね。九州久留米で生まれた豚骨ラーメンが、はるばる北の大地北海道まで浸透し、釧路のラーメンファンの心さえ捉えたのです。豚骨ラーメンばんざーい!ってところですか。

釧路 豚骨 人気ラーメン店を紹介

釧路 ラーメン お取り寄せ
「海皇(はいふぉん)」で人気の豚骨ラーメンは、「霧色ラーメン」。釧路の霧を思い出させる乳白色の豚骨スープがその名前の由来。麺は太麺、チャーシューは角煮、釧路では定番の豚骨ラーメンです。その他、釧路ラーメン麺遊会が太鼓判を押した「ばかあたり」の「とんとう醤油」が、人気の釧路豚骨ラーメンです。とんとんラーメンとは、豚頭(とんとう)、つまり豚骨の頭を使った豚骨ラーメンです。「9割のお客さんがスープまで完食する」というのがお店側のキャッチコピー。なにかと話題の釧路ラーメンですが、通販で販売されていたのを発見したので、1つ紹介しておきます。釧路産の根昆布の粉末が練り込まれた緑色のヘルシー麺が売りの釧路湿原ラーメン。エビ、カニ、ホタテ、魚介エキスたっぷりのスープが美味しい釧路ラーメンです。これだけ煽っておいて豚骨じゃないのはごめんなさい。m(__)m

ついにニューヨークまで進出した博多 一風堂の豚骨ラーメン

博多一風堂の豚骨 ラーメン お取寄せ 全国に店舗規模を拡大し続けた博多 一風堂ですが、とうとう海を越えてニューヨークまでチェーン展開をしてしまいました。博多豚骨ラーメンは、日本の豚骨から世界のTONKOTSUに発展を遂げようとしています。博多 一風堂は、東京都内だけでも10店舗も開店しているので、今では銀座でも上野でも六本木でも食べることができます。もはや一風堂の味こそ、博多ラーメンの味と考える人も少なからずいるのではないでしょうか。博多 一風堂の麺は、ストレート細麺。スープは純粋豚骨スープ。博多ラーメンでおなじみの机上のトッピングは、紅ショウガ、高菜、ぴりからもやしにゴマ。残りのスープで替え玉を楽しめる点や、麺の硬さを選択できる点。これらの事項は、一般的な博多ラーメンのスタイルといえるので、一風堂のラーメンこそ博多ラーメンと考えてもよいのではないでしょうか。2008年3月17日、博多一風堂ニューヨーク店がオープンし、現地ニューヨークのメディアでも大きな話題になったとそうです。麺をすする習慣の無いアメリカ人が、博多豚骨ラーメンをどのようにして食べるんでしょうか。ニューヨーカーの反応が楽しみです。博多一風堂のお取寄せラーメンを左に掲載しておきました。

豚骨ラーメンのルーツは久留米

ラーメンファンの心を捉えた魅惑の豚骨スープですが、煮込み時間を間違えたことがきっかけで、今の豚骨スープが誕生したと言われています。豚骨スープを長時間強火で煮込んでしまったため、ゼラチン質が溶け出し、コクのある濃厚な乳白色のスープが生まれたんですね。こうして誕生した久留米の豚骨ラーメンですが、煮込んだ豚骨スープを濾さないため、豚骨の臭みがしっかり残っているのが特徴です。豚骨ラーメンが博多に伝わった頃から、スープは一旦濾されるようになり、久留米の豚骨ラーメンよりは臭みの少ないあっさり味に変わったといわれています。
久留米の豚骨ラーメンは、東京でも食べられます。銀座一丁目に店を構える「久留米らーめん 金丸 」。臭みを多少抑えた濃厚でクリーミーな豚骨スープ。麺の硬さは5段階から選べ、トッピングは紅生姜、辛し高菜につづき、生ニンニク。生ニンニクはセルフサービスで器具を使って押しつぶし、豚骨スープに入れます。
進化し続ける豚骨ラーメン。最後に紹介したいのは、完全オリジナルの豚骨ラーメンを販売する隠れ名店「ラーメン道楽」です。豚骨の臭みを全く取り除いた醤油ベースのオリジナルとんこつラーメンは、毎日100kg以上のガラを煮込み、十何時間もアクを取りながらスープを作っているそうです。鮫洲にきたときは、手間ひまかけたこだわりの豚骨ラーメンを是非ご堪能ください。  

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